2:農薬ってそんなに危険?
正しく使えば安全です
かつては毒性の高い農薬があり、自殺などに用いられたことが報道されたため、農薬に対しては極めて危険であるとのイメージをもたれている方が多いと思います。また、散布の際に高濃度で吸う可能性がある農家の危害と、実際に食物として食べる場合の危害を混同して考えている方も多いと推察します。
しかしながら、科学の進歩により、以前よりもより安全性の高い農薬が開発、使用されています。
例えば、散布された農薬は、そのほとんどが微生物や日光(紫外線)により分解、或いは雨による洗い流しされることにより、正しく使用されていれば、最終的に農作物に残留することは非常に低いということは余り知られていません。実際に国内の農作物での残留農薬平均割合は0.44%というデータも食品安全委員会から報告されています。
正しい用途で、正しい希釈倍率、収穫前の休薬期間を守るなど、正しく使用されれば、安全であるといえます。
残留基準と毒性については、次に説明します。